第13回ぽちゃオフダブル部門同率3位構築
初めまして。人生で初めての構築記事になります。
7/29(日)に行われた、第13回ぽちゃオフのダブル部門で同率ですが3位になることができました。今回はその時に使用した構築を紹介します。
【構築経緯】
構築の始まりは鉢巻大爆発ランドロス、となりに爆発も効かずしかも相手を逃がさないメガゲンガー、コケコやゲンガーに同速仕掛けるのが嫌でスカーフテテフ、ランドが地震を打つときに隣に置きたい飛行タイプで一番汎用性がありそうなサンダー、ツンデツンデやドサイドン、その他パワーはないけど耐久はあるポケモン対策にトリトドン、ラストは一番強いとされるガオガエンを入れて完成しました。
【個別解説】
ゲンガー@メガ石 呪われボディ→影踏み 臆病
92-×-4-100-0-252 シャドボ/ヘド爆/サイチェン/守
・H:意地ランドのダブルダメージ地震を威嚇込みで確定耐え
・最速
・残りCとB
出ない試合はなく、(個人的に)最強のメガ枠。隣のポケモンのサポートもでき、自身もパワーがあり、しかも相手の交換を阻止できる点はとても戦いやすくなってグッドです。サイチェンを打つと、圧倒的に有利な盤面が取れたり、相手が混乱したりするのであってよかった技です。SDでも英語で「ゲンガーにサイチェン仕込むなgm」とか普通の悪口を結構言われるくらいには強いです。
霊獣ランドロス@拘り鉢巻 威嚇 意地っ張り
0-252-4-x-0-252 大爆発/地震/岩雪崩/叩き
最大火力を出せるようAぶっぱ、爆発する前に倒されないようにSぶっぱです。初手にゲンガーを出して爆発します。倒せなくても隣のゲンガーだったり裏のスカーフテテフだったりで倒してくれるので問題ないです。
また裏から出して相手が予想してないパワーで押し切ることもできます。
ただリザードンやらメタグロスやらに上から倒されないように立ち回る必要があります。
叩き落とすは馬鹿力と迷いましたが、ヤレユータンやサマヨールの打点として採用しました。
0-x-0-252-4-252
サイキネ/ムンフォ/マジシャ/シャドボ
CもSも落としたくないのでぶっぱです。無振りランドを中乱数ぐらいで倒せるので控えめにしました。
基本、裏から出してお掃除をしてもらいます。
また、相手がトリル軸でミミッキュが手持ちにいる際、ゲンガーと共にだしミミッキュに集中することでトリルを防いだりします。
ただ、拘っているため相手のパーティにガオガエンがいる時は注意が必要と感じました。
あと、決勝トーナメントでバシキザンにぼこぼこにされたので、S+1のバシャを倒すために臆病もいいかもしれません。
サンダー@デンキZ プレッシャー 控えめ
252-x-52-4-108-92 10万/熱風/めざ氷/追い風
配分はみんてぃあさんの記事を参考にしました。http://www.emolgame.jp/blog-entry-193.html
最初は木の実やシードを持たせていましたが、起点になりやすかったのでオフ当日にデンキZに変更。これがいい結果に繋がりました。
ランドで地震打つことが想定される、また相手が追い風をしそうな時に出します。
3wにしたおかげで、かなり広範囲に戦うことができて、フレキシブルなポケモンでした。
トリトドン@ウイの実 貯水 冷静
0-x-116-36-220-0(最遅)
熱湯/クリアスモッグ/毒々/自己再生
調整意図は忘れました。
他に、パーティにいるだけで雨パのプレイングを抑制でき、選出しなくても有利に事を進めることができます。リザードンやカミツルギがいると絶対選出しませんが、結構戦えて、パーティに合ったポケモンだと思います。
ガオガエン@突撃チョッキ 威嚇 意地っ張り
172-120-24-x-132-60 猫騙し/フレドラ/叩き/けたぐり
何を入れていいか分からなかったのでガオガエンを入れました。そこらへんにいたポケモンの調整意図なんて知らないです。
テキトーに入れたポケモンでしたが、かなり有能でした。相手のリザガエンの並びに後出しして相手の追い風を枯らすことができたり、ランドが倒れた後にけたぐりでバンギを倒せたり、サンダーを出さなくても鋼タイプに役割を持てたり、かなり輝きました。一番良かった点は、BO3形式で相手の持ち物を知ることができたことですね。
ガオガエンミラーはかなりあったので、もっとSに割いて確実に上からけたぐりを打てるようにすればいいと思いました。
【選出について】
・基本選出
先発 ゲンガーランドロス
後発 テテフサンダーガオガエンから2体
初手でランドが爆発します。ゲンガーはそれをサポートするためにサイチェンしたり、爆発で倒せなさそうなポケモンを削ったり、絶対に初手で落ちないように守ったりします。
後発は相手によってかなり変わります。相手にリザードンやガルーラがいたらガエンを、バレルやゲンガーがいたらテテフを入れるよう心がけています。
先発 ゲンガーランド
後発 テテフサンダー
相手の初手にグロスがくるので、サイチェンと爆発を選びます。グロスがASの場合交代し、耐久に振っていた場合、ランドに冷パンを打ってくるからです。グロスの隣がランドの場合、特殊スカーフで上から大地の力でゲンガーを落としてくるので、サイチェンが刺さります。後発のテテフはバレルの速攻で倒して怒りの粉から隣のポケモンを守るために、サンダーは相手のサンダーに追い風されると厄介なのでこっちも追い風するために出します。BO3では2戦目でバンギを出されましたが、BO1ではほとんど出されません。
・対ミミッキュ入りのトリル構築
先発 ゲンガーテテフ
後発 @2
初手で是が非でもミミッキュを落とします。絶対にトリルはさせません。残りは相手に合わせて選出を決めます。正直、ミミッキュさえ落とせば後は簡単に試合を進められます。襷ミミッキュは一度しか見たことないので考慮しません。
対リザガエン
先発 ゲンガーランド
後発 ガエン@1
初手で相手はランドに猫、リザが追い風をしてくるので、ゲンガーはリザにヘド爆、ランドは爆発か雪崩を打ちます。次にゲンガーは守る、ランドはガエン交代。次にガエンにヘド爆を打ち持ち物を見て、リザに猫。次にゲンガー守る、ガエンはガエンにけたぐり。これで追い風を切らしてリザードンをゲンガーで倒せるようにします。
【オフの内容】
予選トーナメントはガルーラ軸が2つ、リザ軸が2つ、ガルーラとリザがいるパーティが1つ、マンダとミミッキュが入ったトリル軸が1つ、ゲンガー軸が1つでした。ゲンガー軸以外はかなりプレイングが噛み合ってやりやすかったです。
結果は5-0で、予選ブロックを1位で通過。最後の試合は時間が足りず無効試合に。しかし対戦相手の希望で試合自体は続行しました。全ての試合を振り返ると13戦中12勝1敗、1試合目は全て勝利し、負けた試合はランドの雪崩外しによるものでした。BO1でもBO3でもいけるパーティだと思います。
決勝トーナメントは準決勝で敗退、ここまで行くと頭が回らなくなりプレミが多くなりました。もったいなかったですね。
【最後に】
爆発をしたくて組んだパーティですが、全20試合を通して5試合しか爆発成功しませんでした。それでも勝てたので、爆発以外の道も十分にあるパーティだと思います。
決勝トーナメントでバシャキザンにぼこぼこにされて以来、解答を探しているのですが、未だに見つけていません。もしかしたら一番辛いパーティかもしれません。
今まで構築記事を書くのが面倒くさくて手を出していなかったのですが、ぽちゃオフ3位はとてもうれしく、その記念に公開することにしました。来年のWCSは複数人で構築を考えたいので、是非声をかけてください。
最後に、ぽちゃオフで私と対戦してくださったポケモントレーナー、及びぽちゃオフ関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。